幸せにしてくださいと言われたので書いてみた・その3

千星華(チセカ)

これで最後。
シルブレを堪能するには新ソニとカラーズとオリンピックがいいのかな?




「悪いな、片付けの手伝いさせて」
「構わん」
図書館の片隅で、白銀のハリネズミと紫のネコがいくつもの重い本を棚に納めていた。
調べ物をしていたシルバーは、何冊も辞典や図鑑を引っ張り出していたのだが、さあ片付けるぞという時になってその数の多さに途方にくれていた。
そこに静かな空気を求めて図書館に寄っていたブレイズが通りかかったので、シルバーは声をかけてみた。その結果、彼女は手伝いを申し出たのだ。
「読み終わったらすぐに戻せばよかっただろうに」
「ごめん。また後で読むかなと思って……」
ブレイズの小言にシルバーは縮こまりながらも反論したが、「そう思うからこうなるんだ」と切って捨てられてますます縮こまった。それでも彼女は手伝いを続けてくれるらしい。ばたばたと本を納めるその姿に、シルバーはこっそりと頭を下げた。
片付けるべき本の数があと少しになり、さあ一気に片付けるぞとシルバーが意気込んだ時、そのハプニングは起きた。
手に持っている本を仕舞うために足元に起きっ放しの本をまたごうとしたのだが、上げる高さが足りなかったせいか、本に思いきり躓いてしまった。
「お、おい、しっかりしろ!」
バランスを崩して千鳥足になったシルバーに、心配の声が投げかけられる。思わずそっちの方に寄って行っていき、抱きつく勢いで倒れこむ。

次に感じたのは、唇に柔らかな感覚。

「「……!?」」
キスの感覚に、二人の思考が完全にストップした。
足を取られたので本がまた散らかってしまったとか、これ押し倒したってやつじゃないのかとか、もしかして初めてのキスなんじゃないかとか、混乱した思考をまとめることもできず、シルバーは大げさに離れる。
「あ、あの、ごめ」
んと言葉を完成させる前に、ブレイズは脱兎のごとくその場から飛び出して行ってしまった。後に残るは、散らかった本とシルバーだけ。
そのシルバーも顔や耳を真っ赤にして、座り込んだ状態から一歩も動けなかった。
「……カウント、なしで」
ぽつんとこぼれた言葉が何を意味するのか、今のシルバーには理解できなかった。




貴方は気がむかなくても『ハプニングキスで恥ずかしがっているシルブレ』をかいてみましょう。幸せにしてあげてください。
http://shindanmaker.com/524738
https://twitter.com/haku_ra/status/609537719572676608




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